COLUMN
コラム
2023.02.17
エアコンの冷暖房の効きが悪い?!それは室外機にポイントが⁉
多くの家庭で、エアコンが設置されています。
しかし、冷暖房の効きが悪いと思うことってありませんか?
それはもしかしたら室外機に影響が出ているのかもしれません。
今回は冷暖房の効率を妨げないエアコンについてご紹介したいと思います。
エアコンの仕組みについて
エアコンは室内機(室内)と室外機(外気)の熱を交換して室温をコントロールしている家電です。
室内機と室外機は2本の太いパイプでつながっているのですが、これを「冷媒」といいます。
このパイプには液体ガスが入って循環しています。
冷房のときは冷たい空気を送り、暖房のときには暖かい空気を送るはたらきをしてくれるのです。
冷房の仕組み
まず、室内機からのスタートです。
室内機内部にある熱交換器を使って部屋の熱を集めます。
その熱をパイプ(冷媒)に乗せます。部屋にあったその熱は、室外機に送られて圧縮機で高温になります。
高温になったパイプは、室外機の熱交換器(ファン)を通過するときに熱を外へと出してくれます。
熱が出たパイプを減圧機で低温にし、室内機に送ります。
室内機の熱交換器を通って、部屋には冷たい風が吹き出してきます。
暖房の仕組み
暖房は、冷房と反対のはたらき方をします。
室外機の熱交換器(ファン)からのスタートです。
外の空気の熱を集めてパイプに乗せます。
圧縮機に送りこまれて圧力をかけて高温にします。
高温になったパイプは室内機に送られ、室内の熱交換器を通って部屋には暖かい風が吹き出します。
熱が出たパイプを室外機に送りこみ、減圧機で低温にし、室外機の熱交換器で外の空気の熱を集めます。
この繰り返しです。
エアコンを例えると
エアコンの仕組みはある程度理解ができたでしょうか。
室外機は、人で例えるとエアコンの心臓にあたる重要設備になります。
室外機は冷房時には室内の熱を、パイプを使って屋外へ放出し、暖房時には室内に熱を送りこむ役割を担っています。
「冷媒」は人で例えると血管みたいな役割です。
エアコンの室外機の稼働音
よく、冬場に暖房をつけると稼働音が響くこともありますよね。
エアコンは、冷房よりも暖房の方が室外機から大きな音がします。
熱を外に出すよりも、外から熱を集める方が出力を出さなければならないからです。
ただし、製造年数や機種によって、室外機の騒音の度合いは違います。
とくに経年劣化や障害物があると騒音になりやすいのです。
先程伝えたように室外機の圧縮機は心臓の役割をしています。
劣化や室外機が障害物でふさがれていると一気に風通しが悪くなります。
熱が周辺に留まってしまい、熱を外に放出する室外機の役割が果たせなくなります。
それだけ出力を上げ続け、最悪、性能ダウンにつながります。これが冷暖房の効きの悪さに繋がります。
室外機の冷房効果について
室外機の周辺温度が低いなら冷房の効きも良くなります。
しかし、室内機のカビや汚れを清掃しても効きが改善されない場合は、室外機周辺の環境を確認してみてください。
室外機周辺の温度が高くなっていないか、障害物が置かれていないかを確認しましょう。
室外機は外気にさらされているため、ゴミもたまりやすいのも事実です。
目詰まりや汚れのこびりつきがあれば、業者に頼んで洗浄してみましょう。
おわりに
いかがでしょうか。
エアコンの仕組みは心臓と血管というように、熱循環にとって重要な設備が組み込まれていることが理解できたでしょうか。
そのため、室外機も室内機も定期的にメンテナンスをしておかなければ、性能トラブルに繋がる恐れもあります。
家電はメンテナンスでしっかり機能を果たしてくれるので、エアコンクリーニングなどは定期的に行いましょう。
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