COLUMN
コラム

2022.10.21
空調設備工事に必要なダクト配管 その種類について紹介!

なかなか一般の人がダクト配管を目にする機会はないかもしれません。

しかし、建物内における「換気」をするために必要な設備となるのがダクト配管です。

ダクトは、換気・空調・排煙などの排気を目的として設置します。

ただ、ダクトには種類があり、その種類によって様々な用途で使用することができます。

そこで今回は、普段なかなか見ないダクトの種類と用途についてご紹介したいと思います。

ダクト配管の種類

ダクトには「角ダクト」と「丸ダクト」の2種類があります。

角ダクトは、一般的なものになり幅広く使われているのですが、丸ダクトと異なり、専門業者に発注しなければ入手が出来ず、専門的な知識と技術がないと施工することも出来ません。

この場合には空調設備工事のプロなどに依頼をします。

丸ダクトは、角ダクトよりも空気抵抗が少ないので、高速ダクトとした使い方が適しています。

空調設備ではらせん状に巻いているスパイラルダクトという種類が幅広く使われています。

また、ダクトとダクトをつなぐ役割があるものを「継手」と呼びます。

ダクトは一本の長いモノではありません。

ジョイントとなる継手があるからこそ、組み合わせて様々な場所に対応することができます。

カンタンにいえば、電車の接続部分のような役割で、カーブでさえも滑らかに走れるのは接続部分があるおかげです。

T型やY型などの枝分かれしたものや角度のついたエルボなど、用途に合わせた継手があります。

他にも、角ダクトと丸ダクトを接続する角丸ダクトや特殊仕様のものもあります。

その他にも、用途別に特化した部材が数多くあり、それらを上手く組み合わせることにより、現場に適したダクト配管に仕上がります。

最近のオシャレな店舗では、ダクトをあえて魅せることもあります。

インテリアのひとつとしてデザインされており、レイアウトが難しい箇所にも利用できるものもあります。

ダクトの用途

普段なかなか目にする機会がない、これらを使う場合にはどのような用途があるのでしょう。

大きく分けると

・厨房におけるダクト
・給気をするダクト
・排気や換気用のダクト
・空調ダクト

の4つです。

厨房用ダクトの役割は、空気の流れを調節し、客席スペースに調理の際に発生する煙やニオイなどが流れていかないようにすることです。

また、店内のみならず、近隣からのニオイのクレームにならないように、排気位置の設定にも細心の注意を払うように設置の設計をしています。

給気ダクトは、外気や空調機器から新鮮な空気を取り入れる役割があり、フレッシュな室内空間を保ちます。

給気ダクトがないと、室内の空気がよどんだり、室内の温度が安定しなかったり、湿気やカビ臭さが残りやすくなります。

排気・換気ダクトの役割は、汚れた室内の空気を外へと排出して、新鮮な空気を取り入れることです。

排気・換気ダクト工事では、空気のスムーズな流れに考慮した配管・導管配置をする必要になり、施工者には技術と知識も必要に。

排気・換気ダクトはビルやマンションなどに設置され、消防法や建築基準法によって換気、排煙、風量などの基準値が定められています。

ちなみに、排気・換気ダクト配管は、火災時には煙を排出する役割も兼ね備えています。

空調ダクトは、不特定多数の人が多く集まるビルや商業施設、コンサートホールなどに設置されているタイプです。

空調ダクト配管の役割は、エアコンなどの空調機器とともに、温度、湿度をコントロールして快適な空間づくりを行うというもの。

まとめ

このように、ダクト配管と一口に言ってもその構成素材は様々です。

また、設置環境やダクトの中を流れる気体の種類・性質も様々。適切な素材を選択しなければなりません。

空調設備工事に必要なダクト配管 その種類について紹介!の投稿画像05

広島の空調設備工事は有限会社エア・サプライ広島にお任せ下さい。

 

会社名:有限会社エア・サプライ広島
住所:〒731-0136 広島県広島市安佐南区長束西2-19-24-19
TEL:082-537-0772 FAX:082-537-0773
対応エリア:広島を中心に中国地エリア
業務内容:空調設備