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2022.09.16
依頼する前に知っておきたい!業務用エアコンの仕組みとは?

オフィスなどに勤務していると、あるいは小売店で買い物をしていると、業務用のエアコンを目にする時やタイミングが多いのではないでしょうか。

天井面に四角く存在する業務用エアコンは、広い空間の空気を効率よく温めたり、冷やしたりといった快適な室温にする温度コントロールが可能です。

そこで知っておきたいのがこの業務用エアコンはどのような仕組みなのでしょうか。

今回は、室内機や室外機の構造や電源に関する情報を中心に解説していきます。

業務用エアコンは耐久性を重視した仕組み

業務用エアコンは耐久性を重視した仕組みになっており、長時間の連続運転も可能になっています。

業務用エアコンは実際に企業や小売店のような長時間運転が要求される場所での利用が少なくありません。

そのため、長時間運転に耐えられるような必要性から丈夫な仕組みになっているのが特徴です。

また、より広い範囲の温度をコントロールするため、広いスペースの環境の温度情報を収集するなど、能力が高いのも仕組みの上での特徴です。

次の項目では、構造や電源、工事の方法といった点について家庭用エアコンとの仕組みの違いを解説していきましょう。

目的は同じでも構造が違う業務用エアコンの仕組み

業務用エアコンは、エアコンで必須の室内機と室外機の組み合わせが異なります。

業務用エアコンは1台の室外機で複数の室内機を管理することができます。

そのため、屋上に大きな室外機を設置するだけで複数の部屋の室内機を動かすことが可能です。

また、据え置き型と言って室内機が家庭用エアコンのようなタイプもあれば、よく目にする天井に設置するタイプもあります。

こういった外見上の構造も違うといえるでしょう。

ただ、冷媒は家庭用のものと変わりませんが、モデルによっては、家庭用では少ないものもあります。

その点は業務用エアコン自体の仕組みの特徴ではなく、モデル同士の特徴の違いといえるでしょう。

このような構造の違いによって室外機が少ない分、業務用エアコンの方が省スペースで広い場所の空気をコントロールできます。

また、詳細な構造の違いにおいても業務用エアコンの方がシンプルなものとなっています。

例えば、掃除がしやすい構造になっていたり、メンテナンスしやすい構造になっていたりといった点です。

いずれにしても少ない室外機で天井型もあるという点が、業務用エアコンの構造上の仕組みの違いといえるでしょう。

業務用エアコンは電源の仕組みも家庭用と異なる

業務用エアコンは電源の仕組みも家庭用と異なります。

業務用エアコンは馬力やP◯形、家庭用エアコンは〇kWで表示されます。

パワーについては、1馬力は約2.8kW相当、P40形という業務用エアコンは、馬力換算で1.5馬力です。
このようにまず商品のパワーの表示も異なります。

電源は、単相100Vや単相200Vがあるのに対し、業務用エアコンは三相という仕組みがあります。

例えば、三相200Vといった表記がされます。

これは、直流とも交流とも違う三相と呼ばれる電気の流れ方によって動く仕組みです。

三相200Vは高出力な電源なので、ハイパワーな空調能力が提供されます。

ただ、小規模なオフィスや店舗でも利用できるように家庭用のエアコンでも用いられる単層200Vのものも用意されているので、導入の際は単相200Vも検討してみましょう。

まとめ

業務用エアコンは、構造や電源の仕組みで家庭用とは大きく異なります。

そのため、業務用エアコンは、高い耐久力やハイパワーの空調能力を持っているのが特徴です。

しかし、業務用エアコンを工事するにあたっては、電源が専用の三相と呼ばれるものや家庭用エアコンと同じ単相と呼ばれる電源のものがあるので、用途によってどちらにするか検討するのがおすすめです。

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