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2022.03.18
冷媒配管工事とはどんな工事なのか?内容や特徴の紹介!

空調工事の一つに冷媒配管工事があります。

一般的でない工事ですが、実は空調を設置するうえでなくてはならない重要な工事です。

今回は冷媒配管工事とはどんな工事なのかを紹介するために冷媒配管の解説をはじめ、仕事内容や特徴について紹介します。

冷媒配管工事の内容を知ることで、空調の設備や構造を理解できるようになるでしょう。

そもそも冷媒配管とは何か?

冷媒配管は、冷媒を運ぶパイプのことです。

冷媒は冷たい空気を液体として運んだり、暖かい空気を気体として運んだりといった冷気や暖気の伝達役を果たしています。

主にフロンガスが採用されており、エアコンの室外機と室内機をつないでフロンガスを循環させているのです。

言い換えればこの冷媒配管がなければ、空調は機能しないといっても過言ではありません。

一方で、フロンガスはオゾン層の破壊を引き起こす原因物質とされ、さらに温室効果ガスでもあります。

そのため、冷媒配管からフロンガスが漏れ出すことは決して許されるものではなく、配管には漏洩を防止するために専門の知識や技術が求められているのです。

このようなことから、いかに冷媒配管が重要な役割を果たしているか理解できるのではないでしょうか。

冷媒配管工事の内容

ここまで紹介してきた冷媒配管ですが、この配管を行うのが冷媒配管工事です。

この工事はポイントが3つあり、それは乾燥、清潔、気密と呼ばれ三原則として多くの冷媒配管工事に従事している方が順守しています。

まず、冷媒配管工事の内部に水分が入らないことが重要です。

水分が入ってしまうと凍結や結露が発生し、空調設備の故障を引き起こしてしまうからです。

そのため、施工時は冷媒配管内部を真空にして水分や空気が入らないようにします。

清潔であることも重要です。

冷媒配管工事中にゴミが入ってしまうと、空調設備にゴミが混入してしまいます。

さらに菅の保管時や配管工事をする場合はしっかり養生して防ぐのは必ず行われています。

気密を保つことも冷媒配管工事では欠かせません。

先ほども触れた通り、冷媒配管はフロンガスが漏出しないようにすることが重要です。

単に空調機器の機能が低下するだけでなく、自然破壊につながるからです。

そのため、冷媒配管工事を行う際は、管端部の加工やナットの締め付けなどを手順通りに行って、漏洩させないようにしています。

冷媒配管工事の特徴

冷媒配管工事の特徴として、空調設備工事を並行して行うことや専門の配管工事の知識が必要ということです。

冷媒配管工事は単に配管工事を行うだけではなく、並行して他の空調設備工事も行われています。

例えば、冷媒配管工事と合わせてエアコンの工事やメンテナンス、また他の空調設備の設置が行われることも少なくありません。

このように他の空調工事と並行して行うので、現場の様子を見て先ほどの三原則を遵守した工事が求められます。
次に配管工事の専門知識が必要ということです。

配管工事といっても、冷媒配管工事は独立した分野です。

そのため、配管工事ができるから冷媒配管工事もできるというわけではありません。

多くの配管は、中に入れる物質を施工する側で充填することはありませんが、冷媒配管工事は施工時にフロンガスを充填する作業を行うこともあります。

こういった工事としての性格の違いが、冷媒配管工事の専門性を高めているのです。

まとめ

冷媒配管工事は冷媒配管といわれる空調設備も暖気や冷気を運ぶものを循環させるパイプを設置する仕事です。

温室効果ガスで、オゾン層破壊のリスクもあるフロンガスを利用することから、慎重な施工や独自の知識、技術が求められる作業でもあります。

特殊性が高く、やりがいを感じる仕事でもあるので、興味がある方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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