COLUMN
コラム
2021.09.17
空調設備の仕組みはどうなっているのか
空調とは?
空調とは空気調和の略、つまり居心地のよい空間を実現するためのもので我々の身近にあるエアコンなどはその代表選手です。
冷たい空気は上から下へと降りていく性質を持っているのでエアコンの設置場所はお部屋の上の方の壁です。
なので取り付けが面倒そうに見えるものの、DIYが得意な方だと自分で設置とか修理できるのではと思ったこともあるかもしれません。
ただ室内にあるものだけが空調設備ではなく、エアコンとは室内機・室外機の両方を指すものです。
これらをつなぐための配管工事も行わなければならず、素人にはとても取り扱えないシロモノというわけなのです。
特に暑い夏になると空調を取り扱う業者さんは引っ張りだこでなかなか予約も取れません。
そんな時、決して自分でどうにかしようなんて思わないこと、せっかく購入したある程度よい値段がするそれをむだにしてしまっては勿体ないのです。
空調とは配管で繋がったどちらもを指す言葉、それでは実際にどういった配管設備が必要となるのか、どのような役割を持つのかについても見ていくことにしましょう。
空調の室内機と室外機、それを接続するのが冷媒管と呼ばれる配管です。
銅製のパイプが2本ペアとなり断熱材で覆われています。
ペアコイルといった呼ばれ方がすることもあり、2分3分・2分4分の二つの太さのタイプがあります。
一般の家庭だと2分4分が使われることが多く、使われている空調のメーカーや機種・容量により決められることとなります。
この配管の中に冷たい空気が入っているので、空調を付けると涼しくお部屋が快適になると思われているでしょうが違います。
空調の仕組みとは、見ていきましょう。
空調の仕組み
実は、冷たい空気を送り込むのではなく室内にある熱をお部屋の外に追い出すから涼しくなるのです。
配管の中にあるのは冷媒という物質、この冷媒が熱を運ぶ運び屋さんです。
室内機・室外機には熱交換器という部品があり、駅のようにそこで熱が乗ったり下りたりしています。
具体的には、冷媒が気化することで室内から熱を奪う・液化することで
室内の熱を放出してと化学的な出来事がそこではおこなわれているのです。
よりスムーズに行くよう、液体を送る側は細く気体を送る側は太く、配管は2種類の太さとなっています。
2分4分とは2の太さと4の太さの組み合わせといった意味です。
こういった仕組みを実現させるためにも空調は室内のものだけではなく、室外機と配管をつなげることでのみこの仕組みがうまくいくようになるわけです。
これら2つの機会はできるだけ近い場所に設置した方が良いです。
何しろ冷媒が通る距離が長くなればそれだけ、熱交換率も電力効率も低くなってしまうのです。
ヒートポンプとも呼ばれるこの仕組み、給湯器などでもお馴染みです。
空調には更にドレン管と呼ばれる配管も必須となります。
ドレンとは排水を意味する英語、すなわち排水管なのです。
エアコンが故障するのは
空気中には熱だけでなく水分も存在します。
空気は温度が下がれば下がるほど含むことのできる水分の量が少なくなるといった性質もあるのです。
つまり空調設備を使ってお部屋を冷やすと、余分な水分が溜まってしまうのです。
これを室外に排出させるために使われるのがドレン管ということです。
エアコンが故障したという場合、たいていは冷媒配管ではなくドレン管異常が起きているはずです。
劣化したりゆがみがあることで、詰まって中の水が漏れ出てきてしまうのです。
専用のポンプで吸いだせばまた問題なく使うことができます。
水が排出される部分から虫が入り込んでしまうこともあるため、ドレンキャップを付けるといいでしょう。
ただそうなるとキャップ部分にゴミが詰まりやすくなるので、定期的にお掃除をしてあげてください。
広島の空調設備工事は有限会社エア・サプライ広島にお任せ下さい。
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